Sunday, September 6, 2009

山田(2008)

以下、山田 登世子(2008)『シャネル―最強ブランドの秘密』 東京:朝日新書

「わたしは四半世紀の間モードをつくってきた。なぜだろうか。わたしが時代を表現することを知っていたからだ。わたしはスポーツ着をつくった。ほかの女性がスポーツをやっていたからではないわ。自分がスポーツをやっていたからよ。わたしはモードをつくるために外出したのではない。まさに外出していたからこそ外出のためのモードが必要だった。それは、わたしが初めてこの二〇世紀を生きた女だったからだ」(p. 150)。

「晩年のことだが、シャネルは爪先の部分だけ他の部分と色のちがうバイカラーのヒール製品化した。これは、爪先部分がいちばん汚れてくるのを目立たせないようにするためと、足を小さく見せるためという、美と実用をかねそなえたデザインである。このバイカラーのヒールは現在もシャネル・ブランドの定番となっているが、それ以前にも、シャネルは「必要にかられて」サンダルを工夫している」(p. 182)