水本(2009)
水本篤(2009). 「複数の項目やテストにおける検定の多重性―モンテカルロ・シュミレーションによる検証―」 Language Education & Technology, 46, 1–19.
「そもそも,外国語教育学で主に扱われる学習者から得られたようなデータは,推測統計の前提である母集団からの単純無作為抽出を行ったとは見なせないものがほとんどであるため,手元のデータから母集団の性質を推定する際には,過度の一般化は控えるべきである (南風原,2002)。また,介入の効果を測定するために,指導前と指導後におけるデータを用いる研究 (プリ・ポストデザイン) も多いが,「平均への回帰」 (または回帰効果 : regression to the mean) は普遍的な現象であるため,誤った結論を導き出してしまう可能性もある (Campbell & Kenny, 1999)。」 (p. 12)
データに対して厳密であろうとする姿勢と、現実に対してリアルであろうとする姿勢には、研究者として、そして教育者として学ぶべき点が多い。
すぐには追い付けなくとも、骨に刻んでおこうと思う。
外国語教育学研究に関わる人に、ぜひ読んでもらいたい。